軽自動車のユーザー車検、最安値は29140円!

普通乗用車と比較するとかなり格安な軽自動車の車検ですが、それでもやっぱり全て自分で行うユーザー車検だとほんとに格安です!2020年4月以降はなんと29140円!

軽自動車のユーザー車検はどれくらいお得なの?

安い安いと言っても一体いくらで受けれるのかが分からなければお得かどうかを見極めるのは難しいですよね。

通常の業者との価格比較は、ディーラーと民間整備工場、または地方によって価格にかなりの差がありますからここでは割愛しますので、過去の記憶や車屋に出した時の請求書などをお持ちでしたら比べてみて下さい。

では、ユーザー車検で軽自動車が車検を受ける際に必要なコストを計算してみましょう。

税金や保険、申請書類に貼る印紙代などは全く同じ

車検代って、何の項目に幾ら支払っているのかを理解している方の方が少ないと思いますが、実際にはその半分以上が税金や保険だったりします。

それらは基本的に国に支払うお金ですから、消費税と同じで場所が変わっても(業者を通しても直接払っても)金額は変わりません。

では何で業者によって車検代が違うのか。

その理由は整備費用だったり点検費用だったり、車検代行費用だったりと様々です。

ですから簡単に言うと、ユーザー車検は自分で全て行うのでその辺りの「業者に支払っていた費用」を払う必要が無くなり、本来車の車検に必要とされる「国の定める代金(税金や自賠責保険、印紙)」だけが車検に必要な費用になる訳です。

車によって費用が変わる

これは何とも納得出来ない部分なのですが、簡単に言うと

古い車は車検代が高くなる

という事になります。要は最新の燃費が良い車は免税してあげるよーなんて話です。

ゴミの問題やリサイクルの手間、その処理の際に排出するco2など様々な面を考慮すると、大事に長く乗る方が環境には優しいはずですが、実際のところ国は

新しくて燃費が良い=善
古くて燃費が悪い=悪

として考えているようです。

大きく分けて3パターン

その「古さによって変わる費用」は大きく3つに分かれます。

  • 製造から13年以内か
  • 製造から18年以内か
  • 製造から18年以上経過してるか

毎日乗るし、距離もかなり走るという方は13年以内に乗り換える方も多いでしょうが、近所へ買い物に行く時しか使わないなんて方は13年乗ってもまだ10万キロには程遠く、乗り換えなんてまだ考えてないよ!といった感じでしょう。

重量税額は?

13年以内6600円
13年以上18年未満8200円
18年以上8800円

自分の車の年数の計算がややこしい、面倒だという方は以下リンク先で次回の車検の重量税額を調べることが出来ますのでご利用下さい。

申請手数料

いくつかのパターンがありますが、一般的なユーザー車検(持ち込み車検)の場合の手数料を表記します。

構造変更等が関わると額面も検査場も変わってくる可能性がありますのでご注意下さい。

申請手数料1400円

自賠責保険

この自賠責保険も毎年値段が変わりますし、離島扱いだと安かったりするので平均値を出すのも難しいのですが、とりあえずは2020年の価格を記載したいと思います。

2020年4月まで25070円
2020年4月から21140円

衝突安全などの技術の進歩により死亡事故が減少しており、2020年4月からの自賠責保険は15.7%引き下げることになったようです。

軽自動車のユーザー車検、合計金額は?

重量税額が年式による違いが3パターンありますので、その3パターン、2020年4月以前と4月以降の車検費用で計算してみます。

テスター代金は含んでいません。

13年以内の車

2020年4月までに車検を受ける

重量税6600円
申請手数料1400円
自賠責保険25070円
合計33070円

2020年4月以降に車検(2021年3月末まで)

重量税6600円
申請手数料1400円
自賠責保険21140円
合計29140円

13年以上、18年未満の車

2020年4月までに車検を受ける

重量税8200円
申請手数料1400円
自賠責保険25070円
合計34670円

2020年4月以降に車検(2021年3月末まで)

重量税8200円
申請手数料1400円
自賠責保険21140円
合計30740円

18年以上経過

2020年4月までに車検を受ける

重量税8800円
申請手数料1400円
自賠責保険25070円
合計35270円

2020年4月以降に車検(2021年3月末まで)

重量税8800円
申請手数料1400円
自賠責保険21140円
合計30340円

どうですか?かなり安くないですか?

予想される追加料金は?

この金額で車検に合格したとしても、最低限の整備は必要ですね。テスター屋を利用した際のコストも計算に含めていませんので、それも加算する必要があります。

テスター代金は?

これも店によって様々ですが、ライトとトーインの調整で3500円前後ではないかと予想します。

整備代金は?

あとは整備代金ですね。最低でもブレーキオイルの交換が必要かと思います。またオイル交換を車検ごとにしかしてこなかったという方は当然エンジンオイルの交換が必要でしょう。

ブレーキオイルの交換が6000円として、エンジンオイルの交換が5000円とすると、多めに見積もって「テスター代」「ブレーキオイル交換」「エンジンオイル交換」の合計が15000円と仮定しましょう。

この追加の15000円プラスお持ちの車によって軽自動車検査協会で払う費用を合計すると車検代金が出ますね。

一番高い18年以上経過、2020年4月までに車検を受けるとしても約5万円ですね。

ということはその他のパターンだと5万円以下で収まる計算になります。

さて、今まで支払ってきた車検代との差はいくらですか?

おわりに

2年ごとにかかる車検代がこれだけで収まるなら、かなり助かりますね。車の維持費で結局一番高いのは駐車場代だったなんて事になるでしょう。

最初は緊張するかも知れませんが、要点さえ押さえると簡単に出来るのがユーザー車検です。また一度経験しておくと2回目からは気持ちにも余裕が出来ますから、一家に3台車がある家庭などには是非ユーザー車検をお勧めします!

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